1日に何本くらい毛が抜けだしたらAGA?AGAの兆候・原因とは?遺伝も関係してるの?

シャンプーをした後や、クシで髪の毛をとかした時、起床した時などで髪の毛がたくさん抜け落ちる場合があります。あまりにも抜ける本数が多いと、AGAの兆候ではないかと心配になるところですが…
結論からいえば、抜け毛の本数でAGAであると明確に判断するのは不可能です。

人の毛はどんなに健康な人でも、はげていない人でも、1日にたくさんの量が抜け落ちるようになっています。その平均は100本とされていますので、抜け毛の量が多くても特に気にする必要はありません。数日おきにシャンプーをする人であれば、数日分の抜け毛が一気にそこで発生しますので、抜ける量が多く感じられます。季節によっても抜ける量に変化が見られますが、ごく自然な現象にすぎません。

AGAの兆候として心配したい抜け毛は、量よりも太さや長さを観察しましょう。この症状の原因は、ヘアサイクルの異常です。健康な毛の場合には、毛が伸び始めて、次第に太く長く成長します。成長しきったら、今度は抜け落ちる準備をします。完全に抜け落ちた後には、しばらく休んで、再び毛が生える仕組みになっています。

しかし、ヘアサイクルに異常が発生すると、太く長い毛に成長を遂げる前に、抜け落ちてしまうようになります。実際には毛が生えていますが、短期間で毛が抜け落ちますので、その部分の毛の量が減り、頭皮が目立ってきます。抜け毛を観察していて、細くて弱々しい毛がたくさん紛れ込んでいたなら、AGAを疑うとよいでしょう。

AGAの原因はまだ解明されてはいませんが、可能性が高いとされているのが、遺伝です。特に母方に薄毛の人が多い場合に、その子供に発症するケースが目立つというデータがあります。とはいえ、これは一つの説でしかありませんので、父方に薄毛の人がいる場合にもリスクがあります。両親の家系に薄毛の人がいなくても、発症する可能性はゼロとはいえません。

ヘアサイクルや遺伝が原因の一つですが、薄毛の状態を招く物質については、ある程度わかっています。その物質は男性ホルモンと深く関係しています。男性ホルモンにはテストステロンという物質が含まれています。95%がテストステロンですので、男性ホルモンはほぼこの物質で作られているといえます。

テストステロン自体は毛を太くする、濃くする効果がありますので、薄毛を招くようなものではありません。しかし、5-αリダクターゼという酵素が発生することが問題です。この酵素が発生すると、テストステロンと結びついて、ジヒドロテストステロンという物質を作り出してしまいます。ジヒドロテストステロンはDHTとも呼ばれ、薄毛を引き起こす男性ホルモンとして知られています。このジヒドロテストステロンが増えてしまうのが、AGAの進行の大きな原因です。

そのため、薄毛治療の現場では、ジヒドロテストステロンと結びつく5-αリダクターゼを抑制する治療薬を用いて、薄毛の進行をとめたり、発毛を促すようにしてくれます。