AGAの直接的原因は、テストステロンが5α-レダクターゼによって還元されるDHTによるものです。

この物質が、毛乳頭細胞が毛髪を作る指令を出す事を妨害しています。

ですから、体の内側でそのいずれかを抑制すればAGAの症状は改善します。

一番広く利用されているのが、フィナステリドが配合された薬です。

これには5α-レダクターゼⅡ型の還元作用を阻害する働きがあり
結果としてDHTが作られなくなるのです。

これは商品名プロペシアとして良く知られています。

他にもプロスカーが世界的には利用されているのですが
日本では認可が下りていません。

ですので、MSDのプロペシアとファイザーが
2015年から発売を開始したジェネリック品が現時点での選択肢となります。

並行輸入等で国内未認可の医薬品を利用している方もいます。

しかし治験効果の経過観察を専門家が行えない等
安全性に疑問が有りますのでお勧めはできません。

フィナステリドは前立腺肥大を治療する為の薬として
1992年にアメリカ食品医薬品局での認可を受けており

毛髪の為に開発されたものではありませんでした。

しかし発毛効果がある事が分かった為
1997年にAGAの治療薬としても認められ
日本での認可はやや遅れて2005年になりました。

今では世界60か国以上で使用実績があり
その効果についても詳しい統計データが存在します。

ただし少数ですが、副作用の事例も報告されています。

主には性欲の減退、胃の部分の不快感です。

また個別の症例として肝機能障害になった方もいるとの事です。
発毛に効果が期待できる薬ではありますが、医師の適切な指示の下で服用すべきでしょう。