自毛植毛は外科手術なので、安全な手術が受けられる病院を選ばないとトラブルに発展する可能性もあります。

自由診療になるので、できるだけ安いクリニックを優先して探したくなるかもしれません。しかし、値段だけで決めてしまうとリスクが高くなることもあります。安さの裏には、衛生管理をしっかりしていない、人件費をケチっている、などの事情があるかもしれません。なので、安易に値段だけで病院を選ばないようにしましょう。

安全な選び方のポイントは、経験が豊富なスタッフが在籍しているかどうかです。名医が一人だけいるクリニックよりも、スタッフ全員の能力が高いほうが安全です。

名医がいても、その人に必ず手術してもらえるとは限りません。また、自毛植毛はチームで行う手術なので、スタッフ全員の息が合っていないと失敗してしまうこともあります。スタッフの技量が高く経験が豊富かどうかをチェックしておきましょう。

また、アフターケアを重視しているところだと安心です。「手術が終わったらあとは知らない」というようなクリニックでは、万が一あとで炎症が起きた時に困る可能性があります。後々のことまで考えて、少しでもリスクを減らすようにしましょう。

自毛植毛の費用相場はどのくらい?

植毛方法には人工植毛と自毛植毛があり、それぞれメリットや特徴、施術にかかる費用などが異なっています。一般的に、人工の毛を植える人工植毛より、自分の毛髪を利用する自毛植毛のほうが、定着率が高く、より自然に仕上がるといわれています。

自毛植毛は、皮膚ごと自分の毛髪を移植するという方法ですので、外科手術となるのが一般的です。手術を行うことから、費用が高額になりやすいといわれていますが、一旦手術すれば、メンテナンスなどがほとんど必要なくなります。施術後にもメンテナンスが必要となる人工植毛と比較すると、トータルではコストにあまり差がないとされています。

人工植毛の費用相場は、手術をする箇所やその範囲などによって、大きく異なります。

2000株程度の毛髪を植毛する場合、最も安い価格で60万円ほど、最も高額な場合は200万円を超える、といわれています。手術に用いられる技法や、クリニックなどによっても、その金額は変わってくるようです。

自毛植毛を行っているクリニックのほとんどが、無料でのカウンセリングを行っていますので、実際の費用が知りたいという場合は、まずそうしたクリニックで相談をしてみるのが良いでしょう。

自毛植毛は投薬もメンテナンスも不要

自毛植毛のメリットは投薬が必要ないことです。薄毛治療の方法に内服薬を利用して回復を目指す選択肢もありますが、薬を使うことに関してはデメリットがあります。

まず副作用のリスクがあることで、確率としては低いとされているものの、発症する可能性はゼロではありません。

もし発症した場合はEDや肝機能障害といった負担を負う場合もありますから、リスクとしても低くないのです。
継続して飲み続ける必要があるのも投薬の良くないところです。薬で回復ができた場合、その効果を持続させるには薬の継続使用が必須であり、止めてしまうと元に戻ってしまいます。

そして副作用のリスクのある薬をずっと飲むことになりますから精神的な負担も大きいと言えるでしょう。

その点、自毛植毛の場合はそうした薬を使う必要がありません。一旦植えてしまうことで後は普通の毛髪として生えてきますし、ボリュームを維持するために特に行うべきこともないのです。

任意でメンテナンスを受けることもできますが、問題もなければそれすらも不要です。自前の髪の毛として丁寧に扱っていくだけで済みますから、自毛植毛は投薬による治療と比べると将来的な負担は断然小さい治療法と言えるでしょう。